(Report) Mothers' Earth Meeting Vol.138 5周年記念感謝企画♡世界お母さんサミット〜出産体験談を語る会〜

2021年6月7日、Mothers’ Earth Community5周年記念感謝企画として「世界お母さんサミット」が開催されました。



今回のテーマは「出産体験談」のシェア。

参加してくださったおひとりおひとりの出産体験をお話しいただきました。

出産の形は人それぞれで、想定外のことも起こりますが、全ての選択が、お母さんと赤ちゃんにとってベストなもの。

出産に正解、不正解というものはありません。


しかし・・・

「もっとこうしたかったのにできなかった」という後悔を抱えていたり

「誰にも話したことがなかったけど、こんなことがありました」

というこれまで話されることがなかった事がある方もいらっしゃいます。


今回のお母さんサミットのテーマを「お産体験談」にした理由。

それは「出産という絶対に忘れられない記憶」は、

お母さんである私たちの人生に大きく影響すると思ったからです。


私にとってお産体験は

「これからの人生を豊かなものにするための自分へのギフト」が隠されているような気がしてなりません。


「話すことは、放すこと」になるそうです。

自分の中で、過去の自分のお産や、これから迎えるお産をどう捉えているのか、

自分の出産体験を違う角度から見つめて、

話すことで手放してみる機会を作り、

少しでも気持ちを軽くしてもらいたい。

そんな思いで皆さんとお産体験を振り返り、シェアする企画が生まれました。


出産体験を語る中で涙する方もいて、

命が生まれてくる奇跡と尊さに終始感動しながら、ゆっくりと進んでいった時間。

聞いている方の反応からも、

聞き手と話し手が、想いを交じわらせ、

オンライン上でも、とても温かで安心感のある空気に包まれていました。


そして、みなさんからの体験談シェアを終えて、瞑想の時間を作っていきました。

自分の体験や、その時の気持ちを話し、色々な出産体験談を聞き、感じている心を静かに見つめ、

今感じている気持ちを大切に自分の中に落とし込む時間として、深い呼吸を使った10分程度の時間でしたが、とても癒される時間になりました。

参加者より嬉しい感想をいただきました!

出産時だけではなく、子育てにおける全てのことが、私の一部であり、通過点。
今この瞬間、どう過ごしたら心地よいのだろう。そのため必要なことは何だろう。
それは、直感を信じることかもしれないし、人の意見を聞いて受け入れることかもしれない。ただ全てが必然で全て大丈夫なんだろう。
そう改めて思えたのは、皆さんからそれぞれのストーリーを聴けたからだと思います。


(Y.K.さま)




妊娠、出産にまつわる話に関して、私自身が「もっとこうしたかった」「私の日ごろの行いが悪いからこうなった?」というネガティブな気持ちがずっと渦巻いていた時期もありました。

その頃は、自分の気持ちに向き合うのが辛くて、気持ちに蓋を閉じたまま「大丈夫、大丈夫」と無理に自分に言い聞かせてマインドリセットさせようとしていたりもして、何をしても気が晴れなかったり、親切心で貰った言葉ですら心に届かなかった時期もあったりで。

ただ、視野が完全に塞がっていた自分が、少し頭を上げて周りを見たら、笑顔で手を差し伸べて話を聞いてくれる仲間たちがいっぱいいて。

少しずつ話すことで、気持ちがどんどん軽くなっていったこと、そこから面白いくらい必要な言葉を必要な人たちから引き寄せることができて「過去の辛い経験にもきちんと向き合って、受け入れることで自分を認めてあげられるようになったな」と思えるようになったのは、本当につい最近の事です。

そして今日の場でもまた、皆さんの経験を聞いて、「偉かったね、よく頑張ったね」と素直に褒めてハグしてあげたい温かい気持ちが芽生えました。

そして、これは自分自身にも向けてあげたい気持ちだなと思っています♡

「話すことで放つ」大切さを形にしてくれた、マザーズアースの皆様に本当に感謝しています。


(Y.S.さま)



言葉足らずだったり、うまく表現できなかった私の話を、温かく聞いて下さってありがとうございました。

私は普段、お産のお話がすごく好きとか興味あるというタイプではなく、強いていえば、

今まで、お産でオーガズムを感じたという経験談や、凄く気持ちがよかったというお産体験談を積極的に聞くことができませんでした。

自分の経験したお産と比べてしまって落ち込んでしまうと思っていたからです。

でも自分のお産のことを振り返って話す、「リバースワーク」というものが、過去の自分や、後悔があった選択を、違う視点に書き換えてくれて、あの時の自分を癒してくれたという経験から、やっぱりここで立ち止まっていたんだ、ということに気付け、過去の自分も受け止めて、前に進めるきっかけになりました。

本当に皆さんのお話を聞いていると、赤ちゃん達もママも本当に頑張りましたよね。

皆さんと直接ハグしあいたい!と思いました。

過去の自分も今の自分も抱きしめてあげたいですね。

選択に後悔があったということは、やっぱり自分が母として真剣に向き合ったということで、お母さんの我が子への愛なんだなということも改めて気付きました。


(Y.U.さま)



皆さんのお話、終始共感と感動しながら聴かせてもらいました。

私自身も出産前は出産に向けて身体を整えたり、バースプランを考えて夫と共有して助産師さんにもしっかり共有していたけれど、いざ出産を迎えて思い通りにはいかないこともあったりで何で?という思いもありました。

でも、話すこと=放すで当時周りにいた友人などに助けてもらったなということを感じます。

産後は思い通りにいかなかった出産のことでたまに気持ちが落ち込むこともありましたが、気付けば全てを受け入れることできるようになっていました。

ずっとずっと私はこの子達に会いたかったんだと産後の感動を想い出させてくれる時間になりました。

元気に産まれてきてくれただけで本当に感謝しかないと思っています。

誕生日さえ気に入ってる子どもたちは意味があって自分で選んでその日に生まれてきたんだというのを実感しています。

みなさんのお話を伺いながら自分のことを振り返るとても良い機会なり、出会ってくださったご一緒してくださった皆様に感謝です。 

こんな素敵なコミュニティを運営し続けてくれるなおちゃんに改めて感謝です!!


(M.K.さま)



お産の話をする中で、わたしの中から自然と出てきた、「自分で決めたかどうか」という言葉。

妊娠、出産、子育てを通して気づかせてもらった、自分を大切にすることにとても繋がっていて、本当に素晴らしい経験をさせていただいて、今ここにいるわたし、関わってくださったすべての方々、環境やいろんな物事にとても感謝の気持ちが沸き起こっています。

みなさんのお産のエピソードも、それぞれのストーリーがあって、そこからの気づきや感じたこと、なんだかもう美しくて、美しくて、感動しっぱなしでした。

素敵な場を作っていただき、みなさんとのご縁をいただき、本当にありがとうございました


(K.A.さま)



妊娠までの道のり・出産・産後を通して、皆さんがご自身と向き合い、

それによって日々の暮らし方・ご自身の考えを深め、より人生を豊かに歩んでこられていらっしゃることに、とても感動し、また勇気づけられました。

どんな出産を迎えても、産後も自分の気持ちを優しく受け止めていこうと思いました。

これから出産を迎える身として、みなさんのお言葉一つ一つが本当に心強かったです。


(K.F.さま)



命って尊い!お母さんって偉大!シンプルにそう思いました。

みなさんのお話を聞いて感じた「命の誕生には赤ちゃんの意思がある」ということ、改めて息子があの日に生まれてきた理由を考えました。

急遽促進剤を使っての計画分娩になったことで、夫の1ヶ月間の育休を、1日も無駄にせずに丸ごと赤ちゃんと3人で過ごすことができたなと。東京に住んでいた頃は2人とも激務で赤ちゃんを迎えるなんてとてもとても考えられませんでした。ロックダウンに始まり先の読めない状況に不安な妊娠期でしたが、いま、外出もままならないこのタイミングで私たちのもとに来てくれたことは、忙しかった私たちに3人で濃密に過ごす家族時間をプレゼントしてくれたのかなと思えます。おもいっきり甘えられるタイミングを選んだなと。

また、日本との違いに困惑したという経験を聞かせてくださった方もいて、そうそう!自分だけじゃなかったんだ!と共感し、心が楽になりました。ありがとうございます

ローカルコミュニティの中でひとり日本人として生活していて感じる微妙な価値観のズレ。共感を得られないことが多く、間違っているのかなと自信喪失したり、揺らいだり、特に出産、育児に関しては初めてで自分軸での決断がとても難しいです。

そんな中で、ありのままを受けとめてくれるみなさんの優しさを感じ、心がほどけました。

マザーズアースは本来の自分の感覚に連れ戻してくれる場所だなと思いました。

話している中で、お産の形式へのこだわりよりも、周りに影響されて、自分のポジティブな意思をもって選択が出来なかったことに対する後悔なんだなと気がつきました。

これから子育てでたくさん悩む場面があると思います。「何が正しいかよりも何を信じたら幸せか」という言葉を大切にしていきたいと思います。

この素敵なご縁に感謝します。


(M.S.さま)



みなさんの素敵なお話を聞けて嬉しかったし、改めて、どんな選択もOKだし全て命がけの素晴らしいお産だな、って改めて思いました。

私のはドタバタコメディーでしたけど、それもOKだよね。

私も含めて、最初のお産にちょっと後悔とか、子供にごめんね、って思う部分があったけれど、きっとそれも含めて子供たちはそれを選んできているし、彼らとの今をもっともっと楽しく大事にしていけばいいよね!って思います。


(Y.O.さま)

今年で、3回目となるお母さんサミット。

このタイトルには

【お母さんほど偉大で誇りを持てる役割は他にない】

という思いからつけています。


これからの未来を作っていく子どもたちがのびのびと健やかに育っていくことが、

どれだけ素晴らしい社会貢献につながっているでしょうか。

長期的な目線で見てみると、お母さんが【社会の基盤を作る人】だと思います。


しかし、短期的な目線では結果が見えにくく、

数字には出ませんし、外から評価を受けることもありません。


旦那さんに褒めてもらう事、もちろん嬉しいのですが、

それでしか自分を認められないなら、他人軸の人生になってしまうと思うのです。


お母さんは自分の足で立ち、自分軸で生きることがとても大切なことだと思っています。

自分で自分を認めて、褒めてあげることが必要です。

そんな場として、同じ立場のお母さんが集い、

日頃の小さな頑張りを褒めあえる、讃えあえる場として、

お母さんサミットを作っています。


自分で自分を心から満たすためには、出産体験の捉え直しは、鍵になると思っています。

このサミットに参加できなかった!という方も、

ぜひ一度過去の出産経験を話したり紙に書いたりしてアウトプットする機会を作ってみて下さい。

きっと大きな発見があるはずです。


子育てをするお母さんが、一番自分を大切にすること。

誰かの犠牲となって我慢するのではなく、

人の意見や周囲の目に振り回されるのではなく、自分の足で立つこと。

人生の主役は自分であることを自覚すること。


そんな風にして、楽しく人生を送る背中を子どもたちに見せていくお母さんと共に

Mothers’ Earth Communityはこれからも進み続けていきたいと思います。


5年続けてこれたのは、支えてくださった皆さま、サポートメンバーのお陰です。

これからもMothers’ Earth Communityをどうぞよろしくお願いします。



Writer: Naoko Yasuda