(Report)Mothers’ Earth School Vol.139 重ね煮オンライン実践キャンプ〜野菜のいのちを丸ごと受け止める食べ方レッスン〜

2021年6月23日から4週間にわたり、光信芙美代さん(愛称まるちゃん)と共に「重ね煮オンライン実践キャンプ〜野菜のいのちを丸ごと受け止める食べ方レッスン〜」が開催されました。



今回の企画は、【重ね煮を自在に活用できるようになる】ために、各々が手を動かす事を求められる合宿形式。


当初の募集人数から増席し、日本・シンガポール・タイから総勢30名が集まり、

講師ではなく「隊長」として、熱血まるちゃんが参加者(隊員)のみなさんを率いてくれました!!

実は今回は、1年前にも開催された「オンライン重ね煮合宿」のリバイバル開催。

前回も27名の参加者を集め、期間中200件を超える実践報告がアップされた満足度の高い講座でしたが
「やっぱりもう一度受けたい!」とおかわり受講(再受講)をしてくださった方もいて、
今年も隊員による実践報告は200件超え、大変盛り上がる合宿となりました!



まるちゃん隊長のオンライン講義は合計3回。

並行して、Facebookグループで、おすすめレシピやアレンジ方法、調理のポイントについて、頻繁に発信していった今回の合宿。


合宿が始まる前に、隊員達から
「重ね煮をしたことはあるが、あまり作らなくなってしまった」
「ワンパターンになりがちなので、アレンジの幅を広げたい」
「子どもが野菜をあまり食べないので、野菜を好きになって貰いたい」
という声がありました。

重ね煮初心者から上級者まで、それぞれの経験値が異なる中、お悩み解決への期待と新たな重ね煮ワールドへの希望に満ち溢れて始まった、まるちゃんの重ね煮合宿。


今回まるちゃんが合宿とした理由には、こんな想いがありました。

●料理は習うより、慣れろ!


重ね煮をお家でレシピ通りに作っても、先生の様にうまくできず、焦がしてしまったり…やらなくなった人も多いのでは?
それぞれのキッチン環境が違うので、レシピ通りにはいかないこともしばしば。
重ね煮を自分の家のキッチンで、自然に使いこなせるようになるために、この4週間だけでも、集中して、意識的に重ね煮に取り組み、熱源や鍋の違い、重ねる野菜の種類や量、火力、火を通す時間、重ね煮中の匂いや音など、自分の五感のセンサーを開き、鍋の中を感じて、重ね煮を作ってみてほしい!
そして自分の暮らしの中で少しずつ、「今の家族に合った」重ね煮が作れる様に公式化してほしい。

●隊員同士の実践報告交流で刺激し合う


まるちゃん隊長のレシピだけでなく、隊員達の実践報告や質問からも色んなアイデアや気付きを得れたり、学びになる!
仲間と期間限定で取り組むことで、一人でするよりも楽しみながら、刺激も受けつつ頑張れる!
知識だけで終わらせず、隊員達がそれぞれの環境、忙しい日々の中で、少しでもこの合宿期間にそれぞれのキッチンで五感を働かせ、トライアンドエラーをしつつも手を動かしてほしい。
そして「重ね煮」が、美味しくて栄養たっぷりのご飯を、毎日「楽に」準備ができる、一つの方法になってほしい。

そんなことがまるちゃんの願いでした。



こんなお話をお聞きしました…

まるちゃんが考える重ね煮の最大の魅力♡

★すぐに食べられる状態でストックできる
★基本的にひとつまみの塩だけで作るので、アレンジ自由自在(和洋中亜)
★作り方にテクニックはいらない
★シンプルな調理法なので、離乳食や幼児食にもなる!

そして、3回の講義をはじめ合宿中は重ね煮の作り方だけにとどまらず、たくさんのことを教えていただきました!

・健康な野菜の選び方や見分け方
・重ね煮の重ねる順番
・一物全体ーどこまで野菜を愛して食べられるか選手権
・鍋の蓋を閉める時の魔法のおまじない
・失敗しないコツ
・重ね煮に向く野菜、向かない野菜
・畑で見た陰陽と、鍋の中で起こっているすごいこと!
・重ね煮は、陰陽のエネルギーが調和され、植物の命全体を頂ける調理法
・日本やシンガポール近郊で採れる野菜の旬とその違い、野菜の陰陽
・陰陽にこだわりすぎず、自分の楽を優先して重ねる順番
・重ね煮=素材を信じて、テクニックを捨てる調理法
・重ね煮アレンジ虎の巻〜無限のアレンジ方法(和え物、サラダ、惣菜、煮物、その他たくさん!!)
・肉や魚を重ね煮にとり入れる方法やパサつき防止テクニック
・出汁いらず!重ね煮で手軽に煮物も作れちゃう
・日本とは違う水っぽいローカルかぼちゃがもっちり美味しくなっちゃうある野菜との組み合わせ
・重ね煮おやつ
・離乳食、幼児食への取り入れ方

▼隊員たちが作った重ね煮つくレポ


参加者より嬉しい感想をいただきました!

この重ね煮のおかげでバタバタな平日の夕ごはんの支度がちょっと楽になったなと感じています。
今までレシピを検索して作ることが多かったので、覚えた重ね煮を使って作れるのは考える余裕のない時に助かりますね。まだまだレパートリーが少ないので、これからはもっと応用できるように頑張りたいなと思っています。最後にご紹介いただいたフルーツの重ね煮も私の好みにぴったりで、何度も作ってしまいました!毎回丁寧に教えていただき、どうもありがとうございました!また機会がございましたら、ぜひ受講したいです!
(A.Nさま)


今回は一生モノの調理法や考え方を得られる大変素敵な企画に参加させて頂き、ありがとうございました!週末にたくさん重ね煮を作って、平日は楽する事がルーティンになり、回を重ねるごとに、重ね煮が特別な事ではなく日常の一部になってきました。今までの4倍くらい野菜食べてます。ちょうどロックダウンで外食が出来ない時期でもあったので、ベストタイミングで重ね煮に出会えて良かったです。また、閉塞感ある日々の生活で、少しでも重ね煮を作る時間を通して命や自然との繋がりを感じる時間に癒されました!
(I.Sさま)

▼隊員からの重ね煮つくレポ

様々な料理に大変身!
この企画、とてもいいと思います。料理って日常のことだから…。参加してはいおしまい!ではなく、日常に落とし込むところまでサポート受けられて、みんなで楽しめるってとてもいい。まるちゃんが教えてくれているのは、五感を働かせて美味しさを引き出す調理法。子育て終わって、作り置きとか必要ない(というか、元々、そういう性分ではない)私も、ずっと重宝しています!感謝!
(F.Hさま)


重ね煮は前からやっていましたが、まるちゃんのおかげでアレンジの仕方や新しい組み合わせでのレシピを知ることができて、とっても嬉しく思っています♡まるちゃんのお野菜への想い、五感を大切にすること、そして隊員のみんなへの細やかで丁寧なサポート!まるちゃんの深い深い愛に触れることができてすっごく幸せな1か月でした!レシピを聞いて、それで終わりではなく、実践報告の場があったからこそ、ちょっと気合いを入れたり写真のために色どりを考えたり、楽しく重ね煮ができました。先日もキャンプにいくときに、カレー用の野菜を重ね煮して持参したので時短で簡単にキャンプ飯もつくれました♡とても素晴らしい講義をありがとうございました!これからも重ね煮楽しんでいきたいです♡
(T.Sさま)


講義だけでなく、Facebookグループでのまるちゃんの投稿は、毎回情報が盛り沢山!

隊員からも質問が飛び交い、実践報告も美味しそうな重ね煮報告が続々と写真がアップされていきました。

また、リアルタイムに講義が受講ができなかった隊員の為に、と特別に夜のオンライン交流会も開催してくれたまるちゃん。
自ら耕した畑のお野菜を、いかにシンプルにおいしく食べるかということを研究してきたというまるちゃんと、重ね煮を通して、集まった隊員達。やはり、自分や子ども達のいのちとして繋がっていく、「食」について、深く話し合う時間になりました。



「今日の私(家族)には今日の重ね煮が一番おいしい!それは、鍋の中の素材が相談をしてくれている。きっとそう!自信を持って食卓に出しましょう!」

と、笑顔で言うまるちゃん。


美味しさの基準は、レシピにはなく、自分や自分の家族の中にあるもの。

そして私達や子ども達は日々成長し、その時の野菜、その時の体調、環境で日々、変わり、移ろい、命を繋いでいく。

まるちゃんの言葉を胸に、
日々少しでも地球や体に優しい選択をし、
重ね煮に助けて貰いながら、美味しいご飯を、自分や大切な人に楽に作りたい。
何より、頑張っている自分をまずは褒めてあげながら、どんな環境であってもしあわせに、健やかに過ごしていきたい。
そんなことを改めて思い、小さな自信にも繋がった合宿となりました!

Writer: Yukari Uno