(Report) Vol.33 自分の気持ちと向き合うレッスン

2017年8月8日「自分の気持ちと向き合うレッスン」と題して、シェアリングを行いました。

今回シェアリングを担当してくれたのは、SUN detox代表でセラピストの内山 一恵さん。

一恵さんはシンガポールだけでなく国を超えて予約がはいる、世界中に出張するアジアを癒すセラピスト。これまで、のべ7000人以上のお客様の身体を見てきたプロフェッショナルです。


今回、お伝えいただいたのは、

・身体からの声の聞き方

・自分を幸せにする声のかけ方、褒め方のコツ

・口癖で自分の時間をハッピーにする方法

・自分の気持ちに気づく、自分との会話の仕方

・自分の気持ちと向き合うために、使っているツール

について。

「体の不調を感じている」

「自分と向き合うことを怖い」

「心のセルフメンテナンスの方法が知りたい」

というメンバーに向けて、一恵さんよりお伝えいただいた内容について、一部ではありますがシェアをしたいと思います。

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自分と向き合うことの意味

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今回のタイトルの中にある「自分と向き合う」ですが、あなたはどんなイメージを持っていますか?

一恵さん自身も、最初は重い腰を上げてじっくり取り組まないといけないディープなものだと思っていたそう。

参加者からも「向き合うのは怖い」という声が上がります。

しかし一恵さんが教えてくださったのは、

『向き合う』というのは【毎日を過ごすことと同じくらい大切】で、そして【日常的なこと】だということ。

何も準備は必要がない。山を登って扉を開けるイメージと伝えてくれました。

そして、誰にも言えない本当の自分の気持ちを言う場所は、自分自身の中に、自分で作るもの。

また、自分と向き合う時に大切なことは、環境や出来事は全く関係がないと捉えること。

自分自身の問題は関係がない。

よく「環境が変われば私も変われる」と思うことありますよね。

しかし、環境や出来事を材料にして考えてしまうと、それがネックになって逆に悩みの種が増えることに。自分自身が変わらないと。

あくまで、切り離して考えることが大切だそう。

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素晴らしい日々を頑張る自分を褒めよう!

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一恵さんから2つ、お題が出されました。

1つ目は

「Your AWARD:最高に嬉しい素敵なアワードを自分自身に贈りましょう」

というもの。

参加者からは

・若いママの中で頑張ってるで賞

・自分のやりたいことができているで賞

・周りの人を大切にしてるで賞

などが挙がります。

みんな少し恥じらいながら、自分をちゃんと褒めてあげられました!

自分で口に出してみんなの前で言うのは照れますが、皆さんに拍手をもらえてなんだかとても嬉しい気持ちに。

こちらのお題を考えていた参加者のみなさんは表情がとても明るく笑顔だったのが印象的でした。

忙しい毎日を送る中で、私たちはなかなか自分を褒めることってできていません。

「そうそう、私、できてる!」と、改めて自分を認めてあげる時間をたった少しでも持てたこと。

それだけでこんなにホクホクした気持ちになるのだな・・と改めて思いました。

一恵さんは、ママは「日々」が素晴らしいのだから、この作業を毎月行って、アワードをどんどん更新していって欲しいと伝えてくれました。

これからたくさんのアワードを贈られると思うと、自然とワクワクしてきますね!

そして2つ目のテーマは

「Your Favorite Phrase:あなたの口癖は未来につながる、大好きな言葉をたくさん浴びよう」

でした。

普段自分がたくさん口にしている口癖を発表します。

すると参加者からはネガティブな口癖が・・・。

・「早く!」「もう~」

・「まいっか」「大丈夫」

・「ありがとう」

・「なるほど」「そうなんだ」

・「いいよいいよ」

など。

自分の口癖を改めて考えることはあまりないものですが、思った以上に私たちはネガティブな口癖を発してしまっているもの、と気がつきました。

こちらのお題を考えていた参加者のみなさんは日々の生活を確認している真剣な表情が印象的でした。

でもテーマの通り、口癖は自分の未来とつながるもの。

それならばできるだけ自分が聞きたい、と思う好きな言葉を口癖にして味方につけたいですね。

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自分と向き合う最大のポイントは「同感」

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一恵さんがこの二つの質問をしたのは、

「同感」について考えてほしかったから。

自分と向き合うことの最大のポイントは「同感」することなのだそう。

これがまず第一ステップです。

それは良いことだけじゃなく、ダークな部分も含まれます。

そして自分に同感してあげる時に伴うのは体の不調。

でもそれは心からのメッセージ。

悪いことでは決してありません。

この同感について、参加者からさらに深い質問が飛び出します。

「同感した時に自分をごまかしてしまう気がします。どうしたら本当の意味で同感できますか?」

この質問に対して答える形で、一恵さんから「同感」に対する具体的な方法をお伝えいただきました。

まず、同感する前に自分に質問をします。

それは「今どんな気持ち?」

自分への質問を通して自分と向き合う中で、実際にごまかしてしまう自分に気づいたら、またその時に同じ質問をします。

そのようにして何かあった度に「今何があった?どんな気持ち?」と、自分以外の大切な人と会話するように、自分に聞いてあげること。

そのようにして、都度都度自分の本音を確認する作業が同感する前に大切なのです。

それを繰り返し行うことで、感情が沸きだしてきます。

初めは「なんでそう思うの?」と自分自身に否定的な想いを抱いていたとしても、

「そうだよね、そう思うよね」と同感できるようになり、【自分の本当の気持ちを自分に伝えられるようになる】と感じました。

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ダークな自分に同感しよう

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先ほどの質問のように、多くの人が自分と向き合うことを怖いと感じる理由は、見たくない自分、認めたくない自分、自分のダークが部分を知ることになるからではないかと思います。

しかし、この自分のダークな部分、ネガティブな気持ちに蓋をしてしまうと、それこそごまかしになってしまいます。

そして自分のダークな部分に同感してあげられる、味方になってあげられるのは自分だけ!

誰しもが月と太陽を持っているように、影にも光にも、そのどちらにも向き合うことがとても大切です。

ダークな部分が増えれば光も増えると信じ、恐れずに出すこと。

そして自身が子供に共感してあげる時のように、

自分自身に話しかけて「私は◯◯したかったんだよね」と自分の本当の気持ちを認めて同意してあげること。

同感しないとどんどん自分自身が孤独になってきてしまいます。

どんな気持ちが出てきても、「そうだよね」と自分にしかできない「同感」を自分にしてあげてくださいね。

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涙が出るのは・・・・

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途中、参加者から「自分のことをすごいなと思った時や、自分が正しいと思っていることを話していると涙が出る。それはなぜ?」と質問がありました。

涙と言葉と五感は不思議。

全然関係ないことで涙が出ることもありますよね。

一恵さんは「涙の意味を知る必要はない」と言います。

涙は【心にスペースが欲しい時に出る】ものなので、涙が出た時はとにかく全部出るまで出し切ること。

そうして出た分、新しい水分を取って循環させていく。

涙はあくまで自分の味方。

涙の理由がその時分からなくても、泣きたい、という気持ちだけ受け止めて、思いっきり泣くことが必要だと言います。

涙の理由は後で自分に問いかけたら分かるかもしれないし、自然と分かるかもしれません。

涙の意味を求めない。

それは私にとっても救われる言葉でした。

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心にも栄養が必要

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体に栄養が必要なのは多くの人が理解していること。

でも、心の栄養は?

私もあまり考えたことがありませんでした。

でも、体だけじゃなく、もちろん心にも栄養が必要です。

そして心の栄養は「言葉」。

自分の好きな言葉を書き出して、それを自分の口癖にしましょう。

ちなみに一恵さんの好きな言葉は「誰よりも私の味方」だそう。

何があっても、どんなダークな自分を知っても、それでも私はあなたが好きよ、と自分に言ってあげることが大きな救いになると言います。

自分と向き合って新しい自分になろう!

自分と向き合うことでもう一つ大切なことを一恵さんは教えてくれました。

それは、自分の本心が何かを探らないこと。

その本心は状況によって、頭で考えてしまっていたり「こうならねばならない」という気持ちから来る、本物の本心ではなかったりする場合が多いそうです。

前を向く気持ちに素直に応えていくと、本心は現れてくるとのことでした。

そして「正しい」「まちがっている」という概念を持たないこと。

人の気持ちは変わるものなので、今日の自分の気持ちと、明日の気持ちは違うこともあります。

でも翌日全く違うことを思ってしまっても、それは気にしない。

昨日の自分とは違う、といつも思うこと。

向き合うことでエネルギーも変わります。

一恵さんは、新しいエネルギーの自分を楽しみに、自分と向き合うことを始めてみてください、と伝えてくれました。

講義に出るまで、私は自分と向き合うことはとても怖いものだと思っていました。

でも日々の生活の中で自分自身の湧き上がってきた感情やとってしまった行動を否定することなく受け入れる=同感する。

自分の一番の味方である自分が否定していたら心も身体も悲しくなってしまいますよね。

それができるようになってくると、どんな自分でも好きになれるのかなぁと思いました。

そして自分が好きになれば心も身体も軽くなって明るくなる!

結局は自分自身の一番のセラピストは自分なのかもしれません。

実はこのシェアリングを開催した8月8日は満月であり、さらには部分月食、そして数秘術では8が並ぶ最強のパワーを頂ける日。

月食というのは宇宙からのパワーを頂ける日で、宇宙への扉が開く時とも言われています。

そして自分の中にあるものがどんどん出てくる、浄化にも最適な日なのだそう。

そんなデトックスに最適な特別な日に、このシェアリングができたことは何だかとても運命的♡

さらに現在妊娠中の一恵さん。

そしてこの日は他にも数名妊婦さんがいて、なんだかとってもエネルギーがみなぎる会場の中で、一恵さんのシェアリングは終始、愛に溢れていたように感じました。

皆それぞれ悩みや想いを持って集まりましたが、終わったころにはその重い部分に光が差してきたのではないかと思います。

自分と向き合った先には新たな自分が待っているはず!そんな自分と出会う日を楽しみにしています。

一恵さん、どうもありがとうございました。

Writer :岡 宏美 / Yuki Okano