(Report) Vol.5 腸内細菌と発酵食

2016年7月29日の講義は「腸内細菌と発酵食」について。

フードスペシャリストの須賀敦子さんより、お伝えいただきました。


家族の健康、幸せを守るためにとても大切な内容の講義でした。

身体の中の見えない臓器のお話には、馴染みのないお話も多かったものの、敦子さんの工夫満載の、例え話を沢山盛り込みながら、面白く分かりやすくお伝えくださいました。


なぜ腸が「第二の脳」と言われるほど、大切な臓器なのか?

それは体内のハッピーホルモン、セロトニンを9割以上出している臓器であり、腸を綺麗にすれば、キレやすい性格や鬱にも有効という研究結果もあるほど、身体や心への影響の大きい臓器だからです。

・腸内環境を整える事がどれだけ大切か?

・どういう食品や生活習慣が腸内を整えるのか?

・一般的に言われている腸内を整える食品の落とし穴!?

・発酵食の効果的な取り入れ方のコツ。

などなど、すぐに実行できる生活に即した内容に、前のめりになりながら、参加させていただきました。

1000兆個の善玉菌・悪玉菌・日和見菌をバランスよく育て、腸に美しいお花畑(腸内フローラ)をつくれれば、病気知らずの免疫の強い身体になります。

そしてバランスを崩したときのバロメータであるうんちを毎日観察すれば、子どもの異変にはすぐ気づけるのだと、納得しました。

においや色など、五感をフル活用するのが子育てですね♡


多様性のある社会に活気があるように、多様性のある腸内細菌が重要。

いろんな種類の菌をとりいれ、そのエサとなる食材もとりいれながら、菌を育てて、腸内のお花畑を満開に出来たらと思います。

目指すのは「1000兆個の腸内細菌に優しい、食べ方・生き方」。

自然と調和し、菌と共生する生き方であり、身体の中の小宇宙と、地球全体が繋がっているという、ダイナミックな世界観を、伝えてくださったように感じました。

実践だけでなく理論も知るからこそ、納得して腑に落ちて、初めて行動が変わるのかもしれません。

敦子さん、今回も素晴らしい講義をありがとうございました。


Writer : Naoko Yasuda