2016年11月25日、「体のバランスが崩れた時におうちでできるお手当て」について、フードスペシャリストである敦子さんより、お話ししていただきました。
子供の咳、鼻水、熱、嘔吐があった時・・・どうしたらいいのか?
オロオロして焦ることなく、正しく状況判断をするために、知っておきたい体の仕組みと判断基準、対処法などが沢山盛り込まれた、素晴らしい内容でした。
まず、私が知って驚いたのは、「風邪を引いた時、体の中では何が起こっているのか?」ということ。
・免疫の役割や機能
・体内で風邪と戦う免疫が活動する時に最適な環境の条件
・ウィルス性の風邪と、細菌性の風邪の違い
・薬が必要な症状を見分けるポイント
・最後の最後まで取らないでほしい薬
・そもそも免疫を上げるとはどういうことなのか?
身体の構造、免疫、血液などの一見難しい内容を、キャラクターと例え話を盛り込みながら、わかりやすく解説してくださるお陰で、スッと理解して腑に落ちるから、敦子さんのお話は面白いのです。
タイトルとしては「お手当て」ということで、対処法について沢山お話されるのかと思いきや・・・
体は本当に完璧に出来ていて、自分で治す力を持っているから、その体が治るために頑張る「手助け」をするだけだというのが敦子さんのお話。
つまり「お手当ては、ほぼ必要ない」というのが、敦子さんの結論でした。
「風邪を引いたら、病院に連れて行くのが当たり前」と思っている人が大多数の中で、
「お医者さんに処方されるがままに薬を飲ませる」ことに抵抗のある、自然派の人も増えてきているように思います。
昔の人のいう「風邪を引いたら、あたたかくして、水分とって、寝てなさい」の本当の意味が、敦子さんの講義を聞いて、体の構造を理解したことによって、すごく理にかなっていることがわかりました。
体のバランスが崩れた時、そして崩れる前のサインとして、身体の声の聞き方のポイントがわかれば、家庭のお医者さんである母として、自信を持って子育てが出来ます。
敦子さんの実践する「薬に頼らない子育て※」というのは、真剣に我が子の未来を考えた結果。
(※一定の判断基準があり、薬が必要なケースもあります)
私たちの毎日の暮らしの選択に確信を持てることで、自分自身と家族を幸せにする「自信」と「笑顔」に溢れる。このことが集約された、内容のお話でした。
敦子さん、今回も素晴らしいお話をありがとうございました。
(Writer : Naoko Yasuda)
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