(Report) Vol.14 体のバランスが崩れた時におうちでできるお手当て

2016年11月25日、「体のバランスが崩れた時におうちでできるお手当て」について、フードスペシャリストである敦子さんより、お話ししていただきました。


子供の咳、鼻水、熱、嘔吐があった時・・・どうしたらいいのか?

オロオロして焦ることなく、正しく状況判断をするために、知っておきたい体の仕組みと判断基準、対処法などが沢山盛り込まれた、素晴らしい内容でした。

まず、私が知って驚いたのは、「風邪を引いた時、体の中では何が起こっているのか?」ということ。

・免疫の役割や機能

・体内で風邪と戦う免疫が活動する時に最適な環境の条件

・ウィルス性の風邪と、細菌性の風邪の違い

・薬が必要な症状を見分けるポイント

・最後の最後まで取らないでほしい薬

・そもそも免疫を上げるとはどういうことなのか?

身体の構造、免疫、血液などの一見難しい内容を、キャラクターと例え話を盛り込みながら、わかりやすく解説してくださるお陰で、スッと理解して腑に落ちるから、敦子さんのお話は面白いのです。

タイトルとしては「お手当て」ということで、対処法について沢山お話されるのかと思いきや・・・

体は本当に完璧に出来ていて、自分で治す力を持っているから、その体が治るために頑張る「手助け」をするだけだというのが敦子さんのお話。

つまり「お手当ては、ほぼ必要ない」というのが、敦子さんの結論でした。

「風邪を引いたら、病院に連れて行くのが当たり前」と思っている人が大多数の中で、

「お医者さんに処方されるがままに薬を飲ませる」ことに抵抗のある、自然派の人も増えてきているように思います。

昔の人のいう「風邪を引いたら、あたたかくして、水分とって、寝てなさい」の本当の意味が、敦子さんの講義を聞いて、体の構造を理解したことによって、すごく理にかなっていることがわかりました。

体のバランスが崩れた時、そして崩れる前のサインとして、身体の声の聞き方のポイントがわかれば、家庭のお医者さんである母として、自信を持って子育てが出来ます。

敦子さんの実践する「薬に頼らない子育て※」というのは、真剣に我が子の未来を考えた結果。

(※一定の判断基準があり、薬が必要なケースもあります)

私たちの毎日の暮らしの選択に確信を持てることで、自分自身と家族を幸せにする「自信」と「笑顔」に溢れる。このことが集約された、内容のお話でした。

敦子さん、今回も素晴らしいお話をありがとうございました。


(Writer : Naoko Yasuda)