(Report) Vol.15 第二回スーパーマーケット実習(お菓子編)

2016年12月6日、第2回スーパーマーケット実習(お菓子編)を開催しました。

人気の実習のため参加希望者が多く、講師の敦子さんに無理を言って、特別に二回のスケジュールを組んでいただき、開催した今回の実習。

今回も学びが多い、充実した時間を過ごすことができました。

今回の話題を、少しだけご紹介すると・・・

・店頭にならぶ市販のお菓子の成分表示

・手作りおやつの材料の選び方

・よい牛乳の飽和度

・卵に添加されている栄養や大きさ

・子供が欲しがるけれど、本当は避けたほうがいい食材

・カフェインレスコーヒー、カカオ飲料について

・旅行や外出時、レトルトに頼らない子供の食事のもち歩きの時の工夫

・消化できているか?のバロメーターである子供のウンチについて

・添加されている栄養(+カルシウム、+DHAなど)が体に及ぼす影響について

・冷凍食品を選ぶ際に、注意したほうがいい表記

・血糖値を緩やかに上げてくれるおやつ

・無添加の材料の保存方法

・おやつのパッケージ(パウチなど)の問題点と選び方

・おやつを持ち歩く入れ物と温度の注意点

などなど・・・

「今これに悩んでいる」「この商品について知りたい」という、具体的な毎日の悩みがシェアされながらの実習となりました。

面白かったのは「オーガニックだから1番いい」という訳ではないということ。

理論に基づいて成分表の数値を見てみると、実は普通の製品のほうが優秀だったなんてこともありました。

そして、今回敦子さんのお話に繰り返し出てきた「バランス」のお話についてもシェアしたいと思います。

例えば、幸せのバランス。

【身体が喜ぶ(健康に良いものを食べる) 選択】

【心が喜ぶ(楽しく食べる)選択】

いつもどちらを選んでいますか?

健康とは、身体と心の両方がハッピーであること。

我慢ばかりではなく、「家にいる時は気をつける」「外食ではゆるくする」など、敦子さんはバランスをとりながら日々の生活を送ることで、家族全体が幸せな状態を作っているとのことでした。

そして、経済的なバランス、【毎日食べるもの】と【たまに食べるもの】どちらにお金をかけていますか?

「毎日食べるものだから、安く済ませたい」という気持ちになってしまいそうなところですが、毎日食べるものは「身体のベースになるもの」。

習慣的に食べる食材は、質の良いものを選び、たまにしか食べ無いものならば、少しくらい基準をゆるくしても、身体に溜まることはありません。

子供がいるお母さんは、毎日本当に忙しい。

そして子供の未来を考えるからこそ、食事に真剣になる。

自分なりに「心地いいバランス」を見つけて納得した選択をすることで、忙しいながらも、心穏やかな幸せな毎日につながるのでは無いかと感じました。

スーパーマーケット実習では、数ある商品の中でどのトピックを選んで話をするかを、講義前にヒアリングした「メンバーが何を知りたいか」に合わせてくださっています。

私は11月に開催した第一回目のスーパーマーケット実習にも参加をしていますが、参加するメンバーが変われば、もちろん質問が違いますから、全く違う講義内容となったことに驚き、メンバー参加型の講義の面白さも感じました。

質問によって、敦子さんの持っている知識の引き出しが開かれていきます。

参加メンバーの興味の化学反応が、今回も講義を盛り上げてくれました。

また、刺激的な学びが得られたことに加えて、メンバーの皆さんの真剣な眼差しから、「子供を守りたい」という深い愛情を感じた心地いい時間となりました。

敦子さんの知識の泉のシャワーを浴びて、また買い物が楽しくなりそうです。

今回も、参加してくださった皆様、素晴らしい講義をしていただいた敦子さん、有難うございました。


(Writer : Naoko Yasuda)