2018年3月22日、フードスペシャリストAtsuko Sugaさんによる
「家族の健康をサポートする、安心安全な食材の選び方(スーパーマーケット実習)」がタングリンモールのスーパーマーケットにて開催されました。
大切な家族の体を想い、毎日手作りする心のこもったお家ごはん。
「今晩は何にしようかな?」と献立を決めてから買い物に出かける、そんな毎日の繰り返しになっていませんか?
敦子さんは、どんな料理を作るかの前に「何を買うか、何を選ぶか」が大切で、そこにこだわってこそ健康になれる!と言います。
では、
本当に体にいい食材とはなんだろう?
私の今までの選び方は合っているの?
シンガポールにいるからこそ、取り入れたい良い食材はある?
食材から日用品に至るまで、敦子さんから今回も幅広い知識をたくさん教えていただきました。
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安心安全な食材を求める、本当の理由
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そもそも、なぜ安心安全な食材選びをする必要があるの?
その食材選び、調理の仕方の違いは、私たちの身体にどう影響するの?
実際にスーパーマーケットを見て回る前に、敦子さんから、そんな食材選びの基本を学びました。
外食をする日があってもいいんだよと、敦子さんは言います。
しかし、それはあくまでも、不要なものを出す力がある、健康な身体であることが前提です。
どんなものが体内へ入ってきても対応できるような、エネルギーのある身体でいるための一つの手段として、食材選びが重要となるのです。
食材選びの基盤となる知識を理解した上で、スーパーマーケットへと乗り込んでいきました!
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知識だけでなく、五感で食材を選ぶ
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実際に店頭に並ぶ品々を眺めながら聞く、敦子さんの講義。
オーガニックのものに限らず、果物から、野菜、肉、魚、加工品、乳製品、調味料まで、そして今回は食材だけでなく、日用品の選び方も特別にお話しいただきました!
敦子さんのお話から多くを学ぶと同時に、実際に自分の五感で感じ取ることで、正しい感覚と知識を蓄えていく。
これこそ、実地で学ぶスーパーマーケット実習の醍醐味だと感じます。
敦子さんは、
・知識やテクニックだけではない、野菜や果物などの一つ一つが発するエネルギーを見極める力を磨くこと
・出来る限り自然に近いものを体内へ取り込むこと、要らないものを摂らないことで、生き抜くためのエネルギーを確保することが大切だと話されます。
要らないものを体から排出できる体に整えるため、人として本来持つべき大切な“感覚”を保つため、何気なく食材を選んで買い物カゴに入れていた以前の習慣を変え、知識と感覚を元に、自分で意図的な選択ができるお買い物ができるようにしていきたいです。
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知識と感覚に基づく、賢いお買い物を
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調味料売り場では、その製造過程、入っている容器の種類や色、さらには貼られているラベルの見方を教わり、流行りや広告に惑わされない選び方のコツを学びました。
流行りのココナッツオイルが何種類も並んでいる棚を目の前に、一つ一つをよく見ると、その違いが目に見えて表れていることに気づきます。
それを目にした参加者からは驚きの声が上がりました。
生産者や販売者のトラップにはまらない、消費者として主体性を持った、賢いお買い物をしたいと強く感じた瞬間でした。
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環境にもお財布にもやさしい、お買い物のために
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敦子さんからは他にも
・お手頃な値段のローカルのものが熱帯で暮らす私たちによい理由
・オーガニックを選ぶことで高価になってしまう食材を、無駄なく調理する方法
・食べ方によって、オーガニックのもの、オーガニックではないものを買い分ける方法
をお話ししてくださいました。
オーガニックで揃えると家計が厳しくなる…というイメージを抱えていた参加者は、敦子さんの話を聞き、安心した様子でした。
身体にはもちろん、お財布にも優しい買い物のコツ、さらには調理法まで教えて頂き、クッキング実習もされている敦子さんならではの盛り沢山な内容でした!
子連れでの参加者も多く、おんぶや抱っこをしながら真剣にメモを取る姿には、生活をよりよくし、家族と健康に暮らしていくため、それぞれの買い物の視点を変えようとする強い意志が感じられました。
敦子さん、参加者の皆様、楽しい有意義な時間を本当にありがとうございました。
Writer : Akiko Okuno
Editor :Rina Nakashima、金谷 亜衣
Mothers' Earth Community 代表: 安田 菜穂子
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