2018年6月13日、Mothers’ Earth Cafe ランチ会「愛すべき身体と、妊娠・出産の話」が開催されました。今回のお話したのは、3ヶ月前に第二子を出産した、コミュニティー代表の安田 菜穂子さん。妊娠、出産にまつわる体験談をシェアしてもらいました。
「お産の話が大好き!」と、冒頭から笑顔で話す菜穂子さんは、今回こんなトピックについてお話してくれました。
・お産当日の流れとその時の気持ち
・上の子の赤ちゃん返り
・産前・産後のサポート体制をどう作ったか
・旦那さんの協力体制の作り方
・緊張していた1人目の出産と、ゆるんで臨んだ2人目の出産の違い
・シンガポールお産事情(病院選び・お金・医者の価値観)
・お産から学んだ、人生において大切なこと
これから、妊娠・出産を考えている方にとっては、どれも知りたい、聞きたい内容ばかり!!聞き逃したくないあまり、みなさんランチを食べる手を止めながらの2時間となりました。
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お産と家族の関わり
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菜穂子さんからは、自分と家族みんなの為に一番ベストな答えを考え、選択している印象を受けました。
例えば、妹が生まれて急にお兄ちゃんになる息子さんの心のケアについて。
事前にサポート体制を整え、子どももママも安心して過ごせる環境を作ったと言います。
そして、限りある時間の使い方についても見直したそうです。
産前は、家族3人の時間を作り、産後は「母と息子」「父と息子」といった2人の時間を大切にされています。
また旦那さんとは、妊娠中の体と心の変化や不安な思いを共有したり、お産当日に向けてどう関わってほしいのかを具体的に伝えたりしたそうです。
またお産について学んだことを共有したり、一緒にバースプランを作ったり、陣痛時の旦那さんマニュアルも作成したそうです。
それによって旦那さんの妊娠中・産後の関わり方が主体的に変化したそうです。
家族全員がハッピーでいられる準備をしておくことが、お母さんがリラックスして出産へ臨む、心の準備が最大限に整うのだなと感じました。
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テーマは「野生を感じるお産」
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菜穂子さんは、自分の体が本来持っている力と、赤ちゃんが出てくる力を、最大限に使ったありのままの野生的なお産がしたいと考えていたそうです。
陣痛時にリラックスをする事によってでてくるホルモンは、痛みを緩和するもの。
そのホルモンが出ていたことで、痛みを感じながらも自信と幸せを感じ、赤ちゃんがだんだん下へ降りてくる感覚を味わいながら、赤ちゃんが生まれてきてくれる幸せと大変さも、更に実感できたお産になったそう。
菜穂子さんは、自分が一番リラックスするために、喜びや痛みに正直になり、我慢をしなかったそうです。(出産は「痛い・辛い」の体験談をよく聞きますが、その恐怖心によってリラックス出来ない場合もあるそうです)
その話を聞いていて「自分を大切にしたお産だな」と思いました。母が自分に正直になり自分を労わる事で、それが家族を笑顔に導く。これは妊娠・出産だけではなく、日々の生活の中でも実践したいです!
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幸せなお産の作りかた
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菜穂子さんのお話から、お産は「自分の心地よさ」を見つめ直し、家族で作りあげていくものだと感じました。お母さんが元気で笑顔でいることが、家族にとっては一番大切。
出産をきっかけに、自分が我慢せずストレスなく過ごせるための夫婦関係・家族関係を見直すいい機会だと話してくれました。
家族が増える喜びを、皆で作りあげられる事は本当に幸せですね。何より、こんな幸せお産経験者がいるという事が、とても励みになります。
参加者からも「海外で不安だったお産が楽しみになった!」との声が。
菜穂子さんの「お産の話が大好き」がみんなに伝わる、とても充実したランチ会となりました。
Writer : 秋田 みな子
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