(Report) Vol.61 愛すべき身体と、妊娠・出産のお話 第2回

2018年7月2日、Mothers’ Earth Cafeランチ会 〜愛すべき身体と、妊娠・出産のお話し〜の、第2回が開催されました

6月に一度開催したところ、参加希望が多く、アンコール開催が決まった、コミュニティ代表の安田 菜穂子さんのお産話を聴く会。

第2子の娘さんの誕生まで、妊娠期間をどのように過ごしたか、また出産当日や産後のご自身や家族の様子を語って頂きました。

家族が3人から、4人になるストーリーに耳を傾けた参加者は、命の尊さ、人生を人任せにせず自分を労わることの大切さ、新しい命を育てる女性の身体の神秘を感じ、それぞれの経験と照らし合わせ、噛みしめる様子が印象的なランチ会でした。


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全てが完璧だった!

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菜穂子さんの口から何度も繰り返し出た言葉。

それは「完璧」でした。

娘さんが生まれたのは予定日の8日前。

「出産前最後にマタニティフォトを撮りたい!」

「家族3人でゆっくり過ごせる最後の時間を過ごしたい!」

という菜穂子さんの想いを全て叶えた、その翌日が出産日だったそう。

出張が多く、臨月もシンガポールにいない期間が多かったという旦那さんも、たまたま幼稚園行事に合わせて1日休みをとっていた、その朝に陣痛。

お産に立ち会い、産んだあともゆっくりと、病室で旦那さんと生まれたばかりの娘さんと、家族水入らずの時間を過ごす事のできた、貴重な1日だったそうです。

そして、菜穂子さんのお母様も、お産当日、数カ月前から決めていたフライトで到着。娘さんの誕生から数時間後に対面が叶いました。

生まれてくる娘さんが、この日のこのタイミングだったら、迎えてくれる家族にとって、全てが上手くいく日、と確信し出てきたと想像できる、感動のお話でした。


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リラックスできる方法を知る!

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あなたは、自分がリラックスできる方法を知っていますか?

知ってそうで知らない自分自身のこと。

菜穂子さんは、出産で自分の本来持っている力を最大限発揮するためには『ゆるみリラックスする事がどれだけ大切か』を妊娠中に学んだそうです。

そして、自分なりにリラックスするための答えをみつけたそうです。

上のお子さんの赤ちゃん返りのケア、旦那さんの不在期間が多かったことなどもあり、出産に対して不安が無かった訳ではないと話していました。

でも、その気持ちを安心に変えるための準備、例えば旦那さんへの情報共有や、サポート体制を作りをしたことに加え、お産のメカニズムや母体について、納得するまで勉強したそうです。

この「学ぶ」という行動をしたことによって、妊娠中から産後まで、安心と自信に繋がったそうです。

リラックスの重要性も聞き、参加者は自身の生活を振り返っていました。

お産という大イベントが、自分が本当に心地いい状態、リラックスできる家族関係をつくり直すことができるきっかけになるのだと感じました。

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自分の身体を愛すことから

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菜穂子さんが知識を深めた、そのノートの一部をのぞかせて頂きました。

一般的に、雑誌などで得られる情報ではなく、妊婦として、母として、本当に知りたいことを深く深く追究したものでした。

今回2度目の出産だった菜穂子さん自身も「知らないことばかりだった」と言います。

そんな菜穂子さんから、自身の身体を大切に愛し、新たな尊い命に繋ぐ、そんな母としての強い愛を感じました。

妊娠からの約1年を振り返る菜穂子さんの言葉一つ一つから、自分と家族への愛情がポカポカと伝わってきました。

参加者の経験談もシェアしながら、お産は十人十色であること、どんな形であっても、お産は美しく、小さな赤ちゃんの持つパワーが偉大であることを菜穂子さんは教えてくれました。

お産に対するイメージは人それぞれだと思いますが、菜穂子さんのシェアが参加者に明るい光を注ぎました!

菜穂子さん、ありがとうございました!


Writer : Rina Nakashima

Mothers' Earth Community代表:安田 菜穂子