2018年11月23日、川口由佳子さんによる、「子どもと心が通じ合うコミュニケーション」の第7回目、「遊びを通して子どもの創造力を養う」が開催されました。
「子どもの頃どんなおもちゃや遊びが好きでしたか?それはなぜですか?」
「飽きてしまうのはどんな遊びでしたか?」
講義冒頭、由佳子さんは参加者に投げかけ、参加者は過去の記憶を遡ります。
好きだった遊び、その理由を紐解いていくと、小さい頃好きだった遊びは「どんなおもちゃ」が好きだったかよりも、「何をしたか」が印象に残っていることに気づき、考えが変化していく参加者一同!!
おもちゃの概念が大きく変わる、子どもの行動への理解が深まる、早速実践して取り入れたい!と誰もが思う、たくさんのアイディアとヒントが詰まった学びの時間となりました。
こんなお話をお聞きしました…
今回のテーマ「遊びを通して子どもの創造力を養う」について、こんなことを学びました!
・何歳から遊びは始まる?何歳から一緒に遊べるようになる?
・友達同士や兄弟でおもちゃを取り合う理由。親はどんな風に接するのが良い?
・そのおもちゃ、本当に必要?子どもの行動をどう観察すれば必要なものがわかるのか。
・ものを投げる、スイッチを押す、引出しを開ける…子どもの困りごとも発想の変換次第で、楽しめる子育てとは?
・創造力を伸ばすおもちゃとはどんなもの?
・思わず熱中して遊びたくなる環境づくりとは?
今回の講義では由佳子さんご自身がお子様に実践している具体例やご自宅のお子様の遊ぶお部屋の写真を披露してくださいました。
具体的な実践方法はとても参考になり、大変盛り上がりました。
「クレヨン、はさみを自由に使う機会を増やしたいけど、落書きや弟妹への危険が心配で出してあげられない」
「おもちゃのしまい方がわからない」
「おもちゃの処分する時期がわからない」
と参加者から多く出た悩み。
由佳子さんの具体的な方法を知って、こんな風にやればよいのかと早速実践していきたいと前向きな意見が多く出ました。
「今を生きる子ども、未来を見る大人」由佳子さんのこの言葉にハッとした参加者一同。
良かれと思って買っていたおもちゃが親の良いという思い込みで買っていないか?
その子の今を見つめて、子どもの好き!をもっと知りたい、そんな気持ちになりました。
参加者より嬉しい感想をいただきました!
プロの教師として活躍される由佳子さんのふんだんな知識に加え、終始ベースにある子どもをあたたかく見守るスタンスの講義、大変心地よく聞かせていただきました。
特に「危ない・して欲しくないことの代替方法を考える」というところが大きな気づきになりました。
一見、大人にとっては困った子どもの行動も、全て発達段階で意味があるということ、今子どもがどういうこと習得しようとしているのかを見極め、それを代替する方法を考えること、早速日々で実践していきたいと思います。
妊娠中〜育休中は積極的に色々なことを学んできたつもりでいましたが、復職してからは正直日々の生活を回すので手いっぱいになり、子どもの発達について学ぶ機会がほとんどありませんでした。
思わぬ帯同というきっかけで退職し、こうやってまた、学びたいと思うお母さん達と一緒に学ばせてもらえる環境、本当に素晴らしいなと感じました。
ぜひまた参加させていただきます!
(K.F.さま)
いろいろ迷っていた点を明解に説明していただき、納得することが多かったです。
たとえば、「もうちょっとしたら○○しようね」と子供に話しかけながら、もうちょっとっていう概念がわかるのはずっと先よね、今ここにいることが100%だもんね、と思ったりしていたところでしたので、子どもの今に向き合うことが大切だというお話がとても勉強になりました。
また、ディスプレイのお話が初めてのトピックで新鮮でした。
一部のおもちゃをたまたま本棚に並べて収納していますが、娘はいつも高いところにある重めの木のおもちゃを伝い歩きの背伸びで丁寧につかんで、下に落とすことなくそっと腰を落として床に置いています。きれいにしまうことで大事に扱う練習にもなっているのかもしれません。
うかがった内容を反芻しているうちに改めて次々と疑問がわいてきています。
今後のイベントにもぜひ参加したいと思っています。
(M.N.さま)
今回の参加者は、0歳2か月の赤ちゃんから8歳のお子様と、さまざま。
遊びの発達段階は違っても、子どもの興味のあった遊びを知ること、創造力を養う環境を作ることについての基本は同じです。
由佳子さんは、事前に参加者から出た疑問を講義の中に盛り込みながら、幅広い年齢で取り入れることができるお話をしてくれました。
ついつい忘れてしまいがちな自分が小さい時の思い。
由佳子さんのお話には終始、「あなたが子どもだったらどう思う?」という、子どもの目線がとり入れられおり、発想を転換するヒントが詰まっています。
講義数日後、参加者からは早速学んだことを実践しているという嬉しい声も寄せられました。
すぐに実践したい、実践することで今後どんな変化が出てくるのか楽しみになる、素晴らしい学びの時間となりました。
Writer: Mari Kamakura
《由佳子さんのブログ》
今回の講師、川口由佳子さんのブログをご紹介します♡
由佳子さんの教育に目覚めた原点や子育てのヒントが詰まっています!
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