(Report) Vol.95 どこで何を買っている?サポートメンバーの食生活

2019年5月13日、「コミュニティー代表・サポートメンバー達の食生活〜いつもの買い物・キッチン・ご飯づくり〜」が開催されました。

「日本ではそれなりに自然派な生活をしていて、こちらでも実践したい」

「仕事を辞めて時間が出来たから、もっと身体にいい暮らしをしたい」

「子どものために、より自然なものを選択したいと思っている」


そんな思いを持っていても、やはり外国のシンガポール。

一体どこで何を買ったらいいかが分からず情報も少なく、結局いつもの日系スーパーで定番の食材や製品を購入している…

なんてことはありませんか?


今回のシェアリングでは、食のプロフェッショナルからスクールで学んだことを生活に取り入れているサポートメンバーが、

「普段どんなところで何を買っているのか」

「どのような軸を持って、自然派の生活を楽しんでいるのか」

というお話しを座談会形式で行いました。

オーガニックじゃなくても新鮮で美味しい野菜が買えるのはここ!

意外にも大手ネットスーパーの、このお肉が美味しかった!

卵は日常的に購入できる価格のものをこういう基準で選んでる!


日々行っている買い物についての話題だけあって、参加者からは次々に質問が挙がり、大いに盛り上がった時間となりました。


こんなお話をしました…

今回のテーマ「いつもの買い物・キッチン・ご飯づくり」について、こんなことをお話ししました!


・サポートメンバーがよく行く買い出し先リスト

・それぞれのお店で買うもの、お店の特徴

・オーガニックって一体何?野菜を買うときの基準

・輸入食材ばかりのシンガポール、いったいどの国のものを買う?

・食材と会話する!!買い物の方法

・調味料はこだわる派が多い、さてどこで何買ってる?

・布ナプキンorオーガニックナプキンの選び方

・まるで肉の遊園地!日本にはないこの表記、知ってますか?

・やっぱり欲しいものがある!安心の日系スーパー

・こだわりはあるけど、毎日の献立は実はズボラ!!

・食べたいだけ食べられるチョコレート!?

・見慣れない食材にも挑戦!ほっぺたが落ちるオーブン料理

・電子レンジを使わない離乳食レシピ、あたため容器の工夫

いつもMothers' Earth Communityでは、食と身体のプロフェッショナルの講師が「なぜその食材や調理法を選ぶのか?」ということを、身体の仕組みをベースに根拠からお伝えするスクールを実施しています。


講師から学ぶ内容は、木で例えると幹。

体の仕組みや食べ物の仕組みから、応用の聞く汎用性の高い知識を学びます。

しかし今回のシェアリングは、あえて何を買っているか?という枝葉に焦点をあてた内容にて開催しました。


講師としてシェアをしたのは、Mothers' Earth Communityの代表の安田菜穂子さんと、サポートメンバーの佐藤有希乃さん、光信芙美代さん、福島薫さんの4名。


講義参加回数が多く講師とも距離が近いサポートメンバーから、自分達なりに知識をどう理解し、咀嚼し、実践しているかという軸をシェアするという趣旨での開催でした。

講師から学んだことをそのまま全てやるのが、全員にとっての正解ではありません。

自分が無理なく楽しく取り組める範囲の中で、家族の好みや、経済的なバランスなどを考えながら「自分や家族にとっての幸せな選択は何か?」という判断軸を持つために、

サポートメンバーの選択をヒントにしてもらいたい、そんなメッセージが冒頭で菜穂子さんからありました。


実際メンバーが使っている具体的な商品、献立からキッチングッズまで、写真で見ていただきながら、質問や参加者の皆さんのおすすめ・裏ワザの話が途切れることなくランチの時間まで続き、大変楽しいシェアリングとなりました。


参加者より嬉しい感想をいただきました!

講師の先生から伺うお話しはいつも理にかなっていて真似したい!実践したい!という内容がたくさんですが、実際に自分の生活に取り入れるとなるとハードルが高いと感じることや、経済的なバランス、家族から受け入れられるのに時間が必要、わかってはいるけどまだ十分な納得がいかず変えられていない、、、そんな葛藤があるのは私だけじゃなかったんだとホッとしました。
「野菜のラベル、文字面を見て判断するのではなく野菜の表情を見る、対話する」「たくさん情報が溢れている中で、結局は自分がおいしいと感じるものをカラダは必要としていて、それを本能で選ぶこと」
手先のテクニックではなく、家族の心身のサポートをする唯一の存在である私たちがその感覚を研ぎ澄ませたら、いつかシンガポールを離れてまたどこか違う環境で暮らすことになっても、自分のブレない軸を持ちながら様々な選択を下すことができる。
一人一人がそれぞれの幸せ軸を身につけることができれば、と言葉以上にもっと深いところで感じました。
皆さん同じ方向を向いて学ぶ姿勢は愛おしく、ママとしてもう十分がんばっているよ、そんな賞賛の声がどこからか聞こえてきそうでした。
(Y.Mさま)
自然派育児の講義に参加し始めてもう約2年。毎回新しい発見があり、自分と家族と環境のために学ぼうと積極的なママたちの姿も刺激を受け、楽しませていただいております。
良いもの全てを生活に取り入れることはなかなか難しいですが、まずは家族が受け入れやすいことから家庭に徐々に取り入れていき、自分の周囲にも自然派の考え方を広げていけたらなと思います。
なお、さっそく講義後におすすめグロッサリーでお肉やカカオパウダー等を買いました。子供たちのおやつにカカオパウダーと蜂蜜を混ぜた牛乳を出したところ、大喜び!そして固形黒糖もとりあえず摂取制限なしに解禁してみまして、「元気ないから黒いお砂糖食べないとー」と、上の子が夜も朝もぼりぼり食べています。子どもたちが安心なおやつを美味しそうに食べて喜ぶ姿を見れて嬉しい反面、虫歯にならないよう夜の仕上げ歯磨きより気をつけたいと思いました。笑
(A.Kさま)
子どもの食べるものには良いものを取り入れたい!シンガポールで安心安全な品の選択がしたい!と思い今回のシェア会に参加させていただきました。シンガポールに来たばかりでどこでどのようなものをで手に入れればいいかわからない状態だったので、全てが私にとって必要な情報でした。
当初、私の興味関心は食材にあったのですが、洗剤などの日用品、調理器具、献立まで話題が広がり、目から鱗の連続でした。共感するところがたくさんあったので、少しずつ自分の生活に取り入れていきたいと思います。
日本にいたときからいつか参加したいと憧れていたコミュニティ。皆さんの豊富な知識と学びへの熱意に感銘を受けました。これからもここで学びを深めたいと強く感じた一日でした。
(M.Fさま)

自然派と聞くと厳格な考えのもと、「あれもダメ・これもダメ」とストイックに日々の生活を送っているようなイメージがあるかもしれません。


しかし、今回のシェアリングではサポートメンバーが、【出来る範囲・やりたい範囲で取り入れていること】や【幸せの判断軸を持ちながら毎日を送っている】ことを知っていただけたのではないかと思います。

本当に大切にしたいのは「自分や家族が幸せだなと感じる人生を送る」こと。自然派はそのためのひとつの手段であって、目的ではありません。


幹である根拠や知識を理解せず、枝葉の情報だけを知って「この商品を買えばいいんだ」と思っていても、商品の入れ替えなどがあり、手に入らなくなることもあるかもしれません。

また、住む国が変われば、また新たに一から、何を買うべきか調べ直すことになってしまいます。

本当の意味で「学ぶ」とはどういうことなのか…

Mothers' Earth Communityで大切にしていることを皆さんへ問いかけるシェアリングとなったように思います。

今後もこのような会を企画していきたいと思います。

皆さまのご参加ぜひお待ちしております!!


Writer: Kaoru Yonekura